2020.12.26
「え、タマネギ?何すんの?これ描くの?」
「わ!これホンモノ?」「おもちゃ、やろ?」
「ちゃうで!匂いする!」
子供達はテーブルにタマネギとリンゴがあるだけで、大騒ぎ。
「今日は、丸いモノを描いてみようと思います。まずはよく見てみよう」
ここでは、写実を目指しているわけではありません。
子供達は、本物を目の前にして、触って、重さや匂いや感触を確かめてよく観察しているうちに、だんだんと静かになってきて、描く事に集中。
小学生の子達は、色についても何を混ぜればこの色を表現出来るだろうかと、自分で考えて試しています。
幼児さん達は、モチーフから感じた色を自由に選んで着彩します。
絵を描くという事は、モノを“自分の目“でよく見るという行為です。教室では、日々この“目“を鍛えているのです。